2018年4月24日、低迷していたビットコインの価格が100万円台まで回復し、ブームば再来するのでは?と期待されることになった。が…
2018年4月11日を境に回復の兆し?
2018年4月1日に70万円前後まで下落し、低迷を続けていたビットコイン価格が4月11日を境に上昇し続け、4月24日に105万円/BTCに到達した。
不安要素が少なくなった?ことも上昇要因と思われるが、米国の確定申告で税金支払のために仕方なく売却した人たちが買い戻し始めたことも大きいとされている。
現に、USD/JPY(米ドル/日本円)の為替相場も4月23日を境に105円台から109円台にまで上昇しつづけている。
しかし、世の中そんなに甘くない。
9400ドルが利確のタイミング?
仮想通貨とブロックチェーン業界の一部の人たちは、9,400ドルで利益の一部を確定するように勧めている。
ビットコインは9200ドル付近の調整局面に再び入った。前回の分析では9400ドルで利益の一部を確定するように勧めたが、今回はこの局面を考慮し、9200ドルで部分的に利益を確定することを勧める。 もし現在のレベルを割れば、8300ドルへ容易に下落する可能性もあるからだ。
引用元:4月23日 仮想通貨チャート分析:ビットコイン イーサ ビットコインキャッシュ リップル ステラ ライトコイン カルダノ NEO EOS
「ビットコインは稼げる!」と聞いて高値で飛びついた人たちの中には、下落途中で売却し大損した人も多いだろう。
下落しても売らずに我慢していた人の中には、今回の回復にたった6万円しかつぎ込んでいないのに「億り人ゾーンにと突入じゃあーーーッ!!」とか騒いでいる人もいる。
しかし、仮想通貨に精通した人たちは、下落した時こそチャンスとばかり、密かに買い増ししていた。
仮に、70万円で買い増しした場合、100万円で売れば30%の利益が見込める。
1,000万円動かしていれば、300万円の利益。
1億円動かしていれば、3,000万円の利益である。
案の定、105万円前後をピークに売りに転じ、100万円前後まで価格を戻し、レンジ相場に突入した。
約2万ドルのピークを回復することは二度と無い?
英銀バークレイズのアナリストが「仮想通貨のピークは過ぎた」と指摘した。
仮想通貨ビットコインのピークは過ぎた。英銀バークレイズのアナリストがこのほどまとめたリポートでこう指摘した。バークレイズのアナリストによると、ビットコインの流行が感染症の拡大と似ていることに着目、ビットコインの価格モデルを構築する上で参考にした結果、ピークが過ぎていたことが分かったという。
引用元:ビットコイン、ピーク過ぎた 英銀、感染症モデルに分析
ビットコインの潜在的な投資家を「感染しやすい人」「感染した人」「免疫を持っている人」の3つの集団に分類すると、友人や同僚に大金が転がり込むのを黙って見ているのが好きな人はいないので、ビットコインの価格上昇とともにこの感染症が口コミで広がるというのはもっともな仮説と思える。
彼は、この分析によって「約2万ドルのピークを回復することは2度とない可能性がある」と述べた。
ビットコインは2011年と13年にも急落したが、価格は反発した。だがバークレイズのモデルによると、今回は高い認知度に達したため、昨年12月に付けた約2万ドルのピークを回復することは二度とない可能性がある。
引用元:ビットコイン、ピーク過ぎた 英銀、感染症モデルに分析
しかし、多くの仮想通貨とブロックチェーンに精通した人たちは、回復を予測している。
ブルーライン・フューチャーズのビル・バルク氏は、長期的に上昇を続け、1万1800ドルまで上昇すると予測。
ブルーライン・フューチャーズのビル・バルク氏は、仮想通貨セクターは長期的に上昇を続け、ビットコイン(BTC)は「究極的に」1万1500ドルから1万1800ドルまで上昇するとみている。CNBCが23日にビデオをアップした。
引用元:マーケット専門家、ビットコインは1万1500ドル~1万1800ドルまで上昇
フェファー・キャピタルでヘッジファンド・マネジャーを務めるジョン・フェファー氏は、最低でも9万ドルに上昇すると予測。
フェファー氏は24日には、CNBCの番組ファスト・マネーに出演し、ビットコインは「最低でも9万ドルに上昇し、70万ドルに達する可能性もある」との見方を示した。ビットコインなどの仮想通貨資産は、ベンチャーキャピタル投資と考えるべきとして、「ゼロになるかもしれないが、もっと価値が上がる可能性もある」と強調した。
引用元:「ビットコインは金に優る、9万ドルは優に超える」=ヘッジファンドのマネジャー
9万ドルって、現在の日本円換算で、982万円ですよ!?
これは、ビットコインが個人の金地金保有と同等になるか、外貨準備高の25%に取って代わった場合ということです。
そうなれば、今1万円でも2万円でも購入しておけば、億り人になれますね。
誰の予測が正しいのかいずれ結果がでるでしょうが、私的にはまだまだ「下落は買い増しチャンス!」と見ております。
そんな回復を期待している最中「MyEtherWalletがジャックされた」という嫌なニュースもあります。
MyEtherWalletから時価1600万円盗まれる!
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)は、ウェブウォレットでサーバー上に秘密鍵を保存しているわけではないため、安心なウォレットと言われています。
しかし、その安心なウォレットから、あろうことか時価1600万円相当のEthereum(イーサリアム)が盗まれてしまいました。
その手口は、アクセスするとフィッシングサイトに誘導され、秘密鍵を入力してログインした途端に送金が始まり抜き取られると言うもの。
ウォレットがハッキングされたのではなく、サーバーのハッキングによるものです。
⅕ Google Domain Name System registration servers were hijacked earlier today at roughly 12PM UTC so that MEW users were redirected to a phishing site. This redirecting of DNS servers is a decade-old hacking technique that aims to undermine the Internet’s routing system.
— MyEtherWallet.com (@myetherwallet) 2018年4月24日
現在、Google Domain Name Systemの1/5のシステム登録サーバーがUTCのおよそ12時に早急にハイジャックされ、MEWユーザーはフィッシングサイトにリダイレクトされました。このDNSサーバーのリダイレクトは、インターネットのルーティングシステムを弱体化させることを目的とした、10年前のハッキング技術です。
引用元:MyEtherWallet.com
被害の報告があったのは、シカゴ、シドニー、メルボルン、パース、ブリスベン、セブ、バンコク、オークランド、マスカット、ジブチ、マニラで、日本の国名はありませんでした。
「秘密鍵を入力しない限り盗難に合うことがない」と発表されており「ユーザーがSSL警告を無視した可能性がある」とも発表されています。
影響を受けた人々の大部分がGoogle DNSサーバーを使用していました。影響を受けるユーザーは、MEWを模倣した悪意のあるサイトにアクセスしたときにポップアップするSSL警告の「無視」ボタンをクリックした可能性があります。 「MyEtherWallet Inc [US]」という緑色のバーSSL証明書があることを確認します
引用元:MyEtherWallet.com
今後も同じようなことが発生する可能性があるため、「MyEtherWallet Inc [US]」という緑色のバーSSL証明書があることを絶対に確認するようにしましょう。
もちろん、MyEtherWalletだけを狙ったものではない可能性もあります。
やはり、ハードウオレットの保管が一番安全で、仮想通貨で稼ぎたいなら購入するべきかもしれません。
現在、もっとも安全で使いやすいと言われているハードウオレットは、Ledger Nano Sです。
ただし、このハードウォレットはニセモノも出回っています。
購入する場合は、必ず正規販売代理店から購入しましょう。