2018年3月25日、93万円前後を推移していたビットコイン価格が日本時間の5時ごろから急に下落し、90万円を切る価格でレンジ相場に入った。
前日の24日には、米情報機関の諜報活動を内部告発したエドワード・スノーデン氏がインタビューの中でビットコインの長期的な将来性について懸念を示した。
「ブロックスタック・ベルリン18」カンファレンスで開かれた、米シンクタンク「コインセンター」のピーター・ヴァン・ヴァルケンバーグ研究部長とのウェブカムを通じてインタビューで発言した。スノーデン氏は、ビットコインの台帳は「あまりにも公開されすぎている」と述べた。
引用元：スノーデン氏「ビットコインには欠陥」、政府の規制回避には別の選択肢必要
この報道で一時的に90万円前後まで下落したものの、上昇に転じて93万円前後でレンジ相場に入った。
しかし、25日の日本時間5時ごろから急激に90万円を切る価格まで下落した。
大きな不安材料は見当たらないが影響するとすれば、米大手掲示板のレディットがビットコインでの支払いを終了させたことにある。
米掲示板大手レディットは、プレミアム会員プログラムのレディット・ゴールドの支払いにビットコイン（ＢＴＣ）を使用するオプションを、「今後のコインベースにおける変更」を理由に取りやめた模様だ。掲示板利用者が23日に投稿した。
引用元：掲示板レディット、コインベースの変更に合わせＢＴＣでの支払い終了か
レディットは、ニュース記事や画像リンク、テキストを投稿し、コメントをつけることが可能な英語圏のウェブサイトで、世界規模の2チャンネルのようなもの。
ビットコイン支払い終了の理由は、コインベース・コマースの変更に伴うものと見られる。
今後コインベースで変更が予定されていることや、ビットコインの支払いオプションのバグが一部のユーザーの購入に影響を与えていたことから、ビットコインの支払いオプションを削除することになった。
引用元：掲示板レディット、コインベースの変更に合わせＢＴＣでの支払い終了か
今後、ユーザーの要望やコインベース・コマースの進展を確認して、再開するか検討するとのこと。
再開のニュースがあれば上昇要因となりえるだろう。