ネットハイエナとは、アクセスの集まるキーワードの商品やサービスなどを悪質・詐欺などの否定する記事で叩きまくり、自分の商品やサービスに誘導して荒稼ぎするブロガーやサイト運営者を指す。
ネットハイエナの手口
ネットハイエナは、フェイクニュースと同様で、人間の心理を逆手に取って荒稼ぎします。
例えば、ある商品を見つけた時の行動は、大きく分けると３つのタイプに分類されます。
- 盲目的に疑う人
- 盲目的に信じる人
- 調べてから考える人
盲目的に疑う人は、全体の10%いると言われています。新しいことにチャレンジできなタイプの人で、自分が未経験の事柄に対して「ウソだ！」とか「詐欺だ！」などと考える人です。もちろん、信頼していないし興味もないのですから、別に購入しなくても全然問題ありません。
盲目的に信じる人も、全体の10%いると言われています。新しいことにチャレンジできるタイプの人で、自分が未経験の事柄に対して「やってみよう！」とか「やってみなければわからない」と考える人です。もちろん、本当の詐欺もネットには氾濫していますので、その情報を信頼するには別の要因があるのですが、信頼して興味もあるのですから、即購入しても問題ありません。
調べてから考える人が、残りの80%いると言われていて、これがネットハイエナに狙われている人たちです。
ネットハイエナに狙われる人の行動は、まずネットで検索します。
ネットハイエナに騙される人は、検索結果に良い記事が並んでいても無意識に悪い記事を探してしまい、悪い記事が見つかると「やっぱりね。騙されなくてよかった。」と思って安心します。
そこで、記事中に「本当に信用できる商品はこちら！」などと書いてあると、すんなり信用してしまうのが騙される人の心理です。
これがネットハイエナの手口です。
不安な気持ちが解消された時、自分が怪しいと思ったことに同意してくれた時、心に油断が生れ、その心理を悪用して荒稼ぎするのがネットハイエナの手口なんです。
これは「自分は騙されないぞ！」と思っている人ほど騙されやすく、簡単に騙せるからこそネットハイエナも絶滅しません。
別に商品やサービスに誘導することが悪いわけではありません。
良い商品、良いサービスを見つけたら誰かに知らせてあげたいのが人間の心理で、そのおかげで知らなかった人が得をすることが多々あります。
例えば、美味しいラーメン屋さんを見つけたら「あそこのラーメン屋さんめっちゃ美味しかった！」と友人知人に言いたくなりますよね？そのラーメン屋さんを知らなかった友人知人が食べに行って本当に美味しかったら「教えてくれてありがとう！」となりますから。
ところが、ネットハイエナは、目立っている商品やサービス、人などを貶して、叩いて、批判して、自分の商品を売りつけるんです。
言ってみれば、Ａさんが「あそこのラーメン屋さんめっちゃ美味しかった！」とＢさんに言ったとします。そのラーメン屋さんを知らないＢさんは「じゃぁ、今度言ってみようかなぁ？」と考えていると、Çさんが「そのラーメン屋さんって並ぶ割に美味しくないんだよねぇ…前に行った時、スープに指入れて出されたし…並ばなくてもあっちのラーメン屋さんの方が美味しいよ」と自分の親戚が経営している、大した事ないラーメン屋さんを紹介しているようなもんです。
ＡさんとＢさんに信頼関係があって、Ｃさんと面識がなければ騙されることはないのですが、ＡさんとＢさんは知らない人で、Ｃさんは情報通を気取っていれば騙されますよね。
では、ネットハイエナに騙されないためにはどうすればいいのでしょうか？
ネットハイエナの特徴
ネットハイエナの特徴は、ズバリ！
- 商品・サービス・企業・人物など徹底的に批判して叩きまくっている
- 叩きまくった後に別の商品やサービスなどを進める
調べてから考える人が80%いるのですから、その人達が興味のあるキーワードで批判するとアクセスが集まります。
「匿名で立場を隠して」とか「屁理屈を並べて」などの特徴を言う人もいますが、最近は偽名か本名かわかりませんが堂々と名前と経歴を掲載している人や偏ったデータを元に偏った理屈を並べる人もいます。
それでも荒稼ぎできるのがネットハイエナ手法です。
とにかく、
批判や誹謗中傷を並べ立てているブログやサイトは信用しないほうが良いでしょう。
例えば、一流企業は、他社の悪口を言ってから自社の商品を紹介したりしません。
そんなことをしなくても、自信があるから売れるんです。
そもそも、
他人の悪口しか言わない人を信用できますか？
例え友達であったとしても、別の友人の悪口しか言わない人は、別の友人のところであなたの悪口を言ってますよ。
最近ではフェイクニュースで荒稼ぎしている人たちがニュースで騒がれていますが、人の心理を逆手に取るなんて最低です。
あなたも騙されないようにしてくださいね。