ノアコインの価格推移
上場前に「詐欺だ!詐欺だ!」と騒がれ続けたNOAH COIN(ノアコイン)。
当初の上場予定である2018年6月12日よりも約3ヶ月前倒しの3月13日にイギリスの大手仮想通貨取引所・HitBTCに上場し、見事汚名を返上した。
初値でICO価格の約6.69倍にあたる0.0455ドルをつけ、初日の最高値はICO価格の10倍にまで高騰。
幸先の良いスタートを切ったかと思われたが、目先の利益を優先する人たちの利益確定による売却で徐々に下落。
しかし、この下落を良しとしないノアプロジェクトは、3月17日に総発行枚数の57.6%にあたる1,244億1600万枚をバーンさせた。
このバーンによって、24時間のボリュームが30億円を超え、一時的にイーサリアムを抜いて時価総額第2位にまで浮上した。
2018/03/13 取引所HitBTCに上場
2018/03/17 総発行枚数調整
参考:フィリピンの社会問題などの解決を目指す「ノアコイン」発行総数調整で価値が向上! グローバルニュースアジア グノシー Niftyニュース Infoseek NEWS exciteニュース
バーン(Burn)とは、発行されていない枚数の一部を意図的に消滅させ、総発行枚数を調整すること。
当初の総発行枚数2,160億枚は、バーンによって約916億枚(915億8,400万枚)となった。
初期計画の総発行枚数:2,160億枚
バーン後の総発行枚数:915億8,400万枚
バーンした時の価格から算出すると6,000億円以上ものノアコインを消滅させてしまったことになり、株式市場でいうと自己株式の焼却を意味する。
しかし、仮想通貨にとって総発行枚数を減らすことは、希少価値を高めることになり価格を大きく向上させることになる。
ノアプロジェクトが利己的な団体なら、6,000億円もの消滅をおこなうことなどありえず、いかに本気でノアコインを普及させようとしているかの表れでもある。
これで安心かと思われたが、急騰したことが裏目にでて更に利確者が続出した。
上下を繰り返すも下降トレンドとなり、4月24日ついに0.000001BTCを割る低迷をつづけている。
ビットコイン(BTC)価格が現在1BTC=100万円前後なので、1NOAH=0.9円前後。
ICO中価格を割ってはいないが、ノアコイン保有者にとっては落ち着けない状況となっている。
「このままでは原価割れしてしまう…」というよう焦りもあるだろう。
そこで、今回は、ノアコインの現状と今後の展望を調査してみました。
取引量から見る見解
バーンで24時間の取引が30億円に到達した時、ノアコインの最高値は5.8円くらいでした。
単純に考えると、30億円÷5.8円=5.2億枚程度の売買枚数です。
現在ノアコインの発行枚数は、432億枚…
という事は、残りの426.8億枚は、まったく動いていないという事で、99%がガチホされていると言うことですね?
であるならば、いま価格変動で大騒ぎしている人は、たった1%の人たちで、それに振り回されると痛い目にあうパターンだと思われる。
プロジェクト進捗から見る見解
当初、6月12日に上場予定だったが、3ヶ月前倒しで上場した。
その結果、ノアコイン専用ウォレットのリリースが遅れている。
これは、痛いですね。
そもそも、ノアコインは、フィリピンの海外出稼ぎ労働者の自国への送金問題を解決するのが1番の目的。
例えば、日本で働いているフィリピン人は、日本円をノアコインに換金して、自国の家族に送金する。
これで送金問題が解決できます。
ノアコイン専用ウォレットがあって、気軽に法定通貨をノアコインに換金できなければその目的は果たせません。
しかし、現状では、日本円をBTCかETHまたは、USDTに換金してHitBTCに送金し、NOAHに換金して自国の家族に送金しなくてはならないことになります。
日本の仮想通貨取引所を開設しなければ換金できず、2度手間で換金手数料と送金手数料も倍になります。
この状況では、フィリピンの海外出稼ぎ労働者が使うはずもなく、価格上昇にはつながりません。
プロジェクトの進捗から見る見解
NOAH PROJECT(ノアプロジェクト)は、4月14日に「INTERVIEW Clarke Robertson」と題した動画をYouTubeにアップしています。
ノアコインの将来性に期待した人たちが今望んでいるのは、進捗情報です。
なんで、この動画をいまさら?
と言う疑問はあると思いますが、現在発表されている進捗の重要な項目は下記のとおり。
- スマホマルチ決済サービス・NIPPON PAYと提携
1つのアプリで複数のスマホ決済サービスを管理できるマルチ決済サービスを提供している、フィンテック業界注目の企業、NIPPON PAY(ニッポンペイ)と業務提携正式完了。 - フィリピン最大のブロックチェーン企業・SCIと提携
フィリピン最大のブロックチェーン企業であり、フィンテックサービスの雄であるSCI(SATOSHI CITADEL INDUSTRIES)と技術・サービス提携することになりました。 - オーガニック・オスメニア2020をサポートするという協定書に調印
農家の人たちの取引や流通の母体となることを目指し、ノアコインを用いて農家の人たちの生産管理、流通統制、販売管理のインフラを整備すると発表。 - ミンダナオ島ノアリゾートで2018年6月からノアコイン支払い開始
ハラショス下院議員が開発済みのダカックビーチリゾートと未開発部分がノアリゾートと姿を変え、ノアリゾートエリア全ての施設でノアコインが決済できるようにすると発表。 - ノアシティ、ホライゾン・マニラに建設予定
マニラ湾沿岸の埋立地PROJECTのホライゾン・マニラにノアシティが建設される予定。ノアリゾート同様ノアコインが利用できる。 - ノアコイン専用ウォレット完成。最終動作確認中ノアコイン専用ウォレットは、Android版・iOS版ともに完成している。安心安全に使えるように現在、最終の動作確認テスト中。
フィリピンの大手TVやフォーブスなどのインタビュー、カンファレンスなどの報道はあるが、肝心のインフラ整備の進捗情報が乏しく思う。
これでは、せっかく上場しても不安になってしまうのは仕方ない…
ノアコイン今後の展望
やはり、ノアコイン専用ウォレットのリリースが高騰のカギとなるでしょう。
それ以外に、HitBTC以外の大手取引所への上場やニッポンペイやSCIの取引開始。
できれば、日本の取引所でも取り扱って欲しい所ですが、ニッポンペイで取引できるようになれば売買枚数は増えること間違いなし。
6月のフィリピン建国記念日にはノアコインのイベントが予定されており、ノアリゾートでの利用も予定しているのでそれまでに専用ウォレットをリリースしてくれればいいのですが…
とは言え、安全に使えることが最も重要なのであせってリリースはしてほしくありません。
2017年上期だけでも、日本で働くフィリピン人が自国へ送金した総額が8.3億ドル(約950億円)で、毎年10%の割合で増え続けています。
30億程度のボリュームで時価総額第2位のイーサリアムを超えるのですから、日本で働くフィリピン人の30%程度の人がノアコインを利用したとしても十分です。
便利に使えるようになれば、無理せずとも段々利用者が増え、価格上昇していくことでしょう。
そう考えると、あまり不安がらずに、下落している今は買い増しチャンス!と言えるのかもしれません。
まぁ、ノアコインが下落しようが、
↓これさえあれば心配無用ですけどね。
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