米グーグルが13日、仮想通貨に関わる広告を6月から掲載しないと発表。
Google、仮想通貨の広告禁止を発表
米グーグルは、ICOを通じた詐欺まがいの取引を懸念して、仮想通貨(暗号通貨)に関わる広告を6月から掲載しないようにすることを発表した。
米グーグルは13日、仮想通貨に関わる広告を6月から掲載しないようにすると発表した。詐欺的な取引に誘導する広告などからネットの利用者を保護するためとみられる。
引用元:グーグル、仮想通貨の広告禁止 6月から
フェイスブック(Facebook)も1月に仮想通貨に関わる広告を掲載しないようにすることを表明済みで、ネット広告の6割を超えるシェアを持つ2社の対応は不安要素といえる。
今回の発表では、規制されていなかったり、投機的な要素が強かったりする金融取引に付いての禁止で、仮想通貨だけでなく外為取引も対象になっている。
外為取引などと並んで仮想通貨も対象にあげており、仮想通貨技術を使った資金調達(ICO=イニシャル・コイン・オファリング)に関する広告も含まれるもようだ。
引用元:グーグル、仮想通貨の広告禁止 6月から
広告を通じた詐欺まがいの行為にユーザーが巻き込まれる前にグーグルとして対応をとる意向で、すでにアカウントを削除された広告主もいるようだ。
昨年2017年に発表された仮想通貨ICOの約半分が詐欺または資金調達できずに失敗に終わったとも言われているので、紛らわしい仮想通貨ICOの情報が目につかないことは良いこととも思えるが、仮想通貨そのものが悪いわけではなく、正しい情報まで精査されてしまうのは如何なものか。
また、情報格差によって逆に詐欺まがいの仮想通貨ICOがはびこる可能性も否定できない。
仮想通貨にとって厳しい協議がされるかもしれないG20が目前に迫っっている中、更に下落を続けるかもしれない。