低価格を推移しているノアコインですが、公式テレグラムでは年末の価格予想をしてポジティブに生きている人が少なくありません。それを現実逃避と言うかどうかは受け取り方の問題ですが、データを基にどうなるか検討してみましょう。
根拠のない価格予想?
以前、ノアプロジェクトの公式テレグラムで、ちょっとおもしろいコメントを見かけました。
年内1000円は、笑ったよ。
時価総額90兆円になります。
今のビットコイン時価総額13兆円くらい。
ビットコインが500万円になっても、更に超える時価総額。
世界的なニュースになるレベル…
なるほど、この理論が正しければ、年内どころかNOAHが1,000円になることはかなり難しいことになります。
しかし、残念ながらこの方は、時価総額の計算を間違ってしまったのです。
時価総額は、通貨発行量×市場価格で計算します。
この通貨発行量とは、市場に流通している発行量のことで、CoinMarketCapで言うところの循環サプライのことです。
▼ CoinMarketCap
https://coinmarketcap.com/ja/
ビットコインの循環サプライは約1,718万で、先のコメントを見かけた時のBTC価格が80万円前後だったので、BTC時価総額13兆円はほぼ正解です。
仮にビットコインが500万円になったとすれば、BTC時価総額は約86兆円になります。
ノアコインの循環サプライは約327億なのでNOAH価格が1,000円であれば、NOAH時価総額は約33兆円。
1,000円で90兆円が“ありえない計算”で、BTC時価総額86兆円のNOAH時価総額33兆円なら“ありえない”とは言い切れないでしょう。
つまり、NOAHが1,000円になるよりも、BTC500万円の方が世界的ニュースレベルで、時価総額の計算ミスは世界中に笑われるレベルと言うことになります。
とは言え、NOAHホルダーは間違いなく投資あるいは投機目的です。
どれだけ「フィリピンの発展に協力したい!」と言っても、最終的に支払いに使ったり、法定通貨に換金するのでしょうから。
であれば、将来価格を予想したくなり、その予想次第で下落も笑って過ごせるようになるのは当然です。
では、様々なデータを基にどうなれば、いくらになるか予測してみましょう。
データから見るNOAH価格予想
NOAHとBTCの相関価格からの予想
ビットコインの循環サプライが1,718万、ノアコインの循環サプライが327億だとすると下表のような相関価格になります。
BTC\NOAH | 時価総額 | 327億円 | 3,269億円 | 3.3兆円 | 33兆円 |
---|---|---|---|---|---|
時価総額 | 単価 | 1円 | 10円 | 100円 | 1,000円 |
14兆 | 80万円 | 0.0000013 | 0.0000125 | 0.0001250 | 0.0012500 |
15兆 | 90万円 | 0.0000011 | 0.0000111 | 0.0001111 | 0.0011111 |
17兆 | 100万円 | 0.0000010 | 0.0000100 | 0.0001000 | 0.0010000 |
19兆 | 110万円 | 0.0000009 | 0.0000091 | 0.0000909 | 0.0009091 |
21兆 | 120万円 | 0.0000008 | 0.0000083 | 0.0000833 | 0.0008333 |
22兆 | 130万円 | 0.0000008 | 0.0000077 | 0.0000769 | 0.0007692 |
24兆 | 140万円 | 0.0000007 | 0.0000071 | 0.0000714 | 0.0007143 |
26兆 | 150万円 | 0.0000007 | 0.0000067 | 0.0000667 | 0.0006667 |
27兆 | 160万円 | 0.0000006 | 0.0000063 | 0.0000625 | 0.0006250 |
29兆 | 170万円 | 0.0000006 | 0.0000059 | 0.0000588 | 0.0005882 |
31兆 | 180万円 | 0.0000006 | 0.0000056 | 0.0000556 | 0.0005556 |
32兆 | 190万円 | 0.0000005 | 0.0000053 | 0.0000526 | 0.0005263 |
34兆 | 200万円 | 0.0000005 | 0.0000050 | 0.0000500 | 0.0005000 |
43兆 | 250万円 | 0.0000004 | 0.0000040 | 0.0000400 | 0.0004000 |
52兆 | 300万円 | 0.0000003 | 0.0000033 | 0.0000333 | 0.0003333 |
BTCが90万円であれば、時価総額は約15兆円です。
この時、NOAHが0.0000011BTCであれば、日本円にして1円で時価総額は327億円になります。
1,000円になるには、NOAHが0.0011111BTCにならなければ無理で、時価総額33兆円であれば快挙中の快挙としか言えません。
しかし、年末にBTC価格が2017年末の200万円くらいに回復した場合どうでしょう?
さすがに1,000円は難しいかもしれませんが、0.0000005BTCで1円。
0.000005BTCで10円。
0.00005BTCで100円の価格になりますね。
現在、NOAHは、BTC,ETH,USDTで取引されています。
USDTはUSDと相関しているので大きな価格変動は難しいかもしれませんが、ETH価格が上昇しても嬉しいことになります。
では、BTC価格はどうすれば高騰するのか?
BTCの通貨別ボリュームからの予想
現在、BTCの24時間のボリュウーム(取引量)は、約6,446億円で、約51%がJPY(日本円)で取引されています。※2018年7月28日現在
1位:JPY(日本円) 50.70%
2位:USDT(テザー) 30.56%
3位:USD(米ドル) 12.85%
4位:EUR(ユーロ) 1.83%
5位:KRW(韓国ウォン) 1.59%
その他:2.46%
元々、ビットコインの価格は中国資本によって上昇していた。
現在、中国政府の規制によって人民元(RMB)での仮想通貨購入は完全に禁止されているので、中国の富裕層は別の通貨で取引していると思われる。
そこから考察すると日本円が約51%を占めていることが疑問視される。
日本人がそれだけ仮想通貨に関心を持った結果だと言えばそうかもしれないが、JPY以外の法定通貨の比率が増えて、全体のボリュームが多くなれば当然BTC価格は上昇するだろう。
そもそも、BTCが約240万円の史上最高値をつけたのは、2017年12月8日。
SegWitが同年8月24日に有効化され、46万円前後から一時期値を下げたものの、徐々に上昇し、同年11月6日から一気に加速。
同年12月17日に開始されたCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)とCBOE(シカゴ・オプション取引所)の先物取引開始への期待感による上昇と思われた。
もちろん、テキサス大学の論文で、テザーとビットフィネックスによる価格操作だとされているが、真相は明らかにされていない。
その後、コインチェックを始めとする流出事件や確定申告、Mt.Gox破産管財人の売却などの様々な要因によって60万円台まで下落した。
現在、90万円台まで戻った最終的な要因は、米国当局が仮想通貨を有価証券と認めたこと、ETF(上場投資信託)やゴールドマン・サックスのCEOに仮想通貨推しのDavid Solomon氏が就任することなどが考えられている。
となると、やはり、JPYもさることながら、USDやUSDTのボリュームアップが重要で、中国の規制緩和があれば一気に加速するだろう。
結局、年末どうなるの!?
一番の理想は、BTCまたはETHの価格が高騰し、NOAHも高騰することだと誰もが理解できるだろう。
BTCは、2017年末の価格を超えると予測している専門家も少なくはない。
NOAHは、PayRemitと提携したことで送金準備は整ったと言える。
ARKウォレットがリリースされれば、ウォレット内での換金が可能になる。
PayRemitがカガヤン特区で許可されれば一気に高騰もありえる。
NIPPON PAYの進捗発表やBEATとの戦いなど、上昇要因はたくさん準備されている。
いまさら大手取引所へ上場したくらいで高騰するとは思えないが、BTCも上昇して、これらが全て年内に実行されるなら1,000円も夢ではないだろう。
ただし、
投資の世界に絶対はありえず。
仮想通貨市場もまたしかり。
ビットコインが0.07円だった時「数年後に240万円まで上昇する!」と言えば、ほとんどの人が“ありえない”と言ったでしょう。
それどころか、詐欺師、ペテン師、アホ、ボケ、カス、ナス、○んこタレ!などと集中砲火を浴びて、おえつするくらい泣きじゃくって人間不信に陥ったでしょう。
ありえないことが起こるから世の中は発展すると言っても過言ではないことを知る必要があります。
年末がどうなるか誰にも予測はできませんが、プロジェクトが進行している限り思った以上の価格になるかもしれませんね。
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