BEATを足がかりにNOAH基軸取引所の展開を図るノアコインですが、NOAHが株主提案1を取り下げたことをBEATが発表。ついに0.1円を割ってしまったNOAH！どうなるノアコイン？
NOAH資本提携断念？
2018年8月8日、BEAT（ビート・ホールディングス・リミテッド）は、同年7月25日に発表した「（続報３）株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ」の内容の変更を発表。
変更内容は、筆頭株主であるNoah（Noah Ark Technologies Limited）が株主提案1を取り下げ、株主提案2のみの決議を求める意向である旨の通知を受けたというもの。
上記 2018 日 7 月 25 日付プレス・リリースにて、当社は Noah との間で、Noah は株主提案１を取下げる意向で株主提案２を提案したのではなく、株主提案１に株主提案２を追加する意向であることを確認している旨をお知らせしましたが、本日、当社は、Noah より株主提案１を取下げ、株主提案２のみの決議を求める意向である旨の通知を受領しましたので、お知らせいたします。
7月25日発表の株主提案1とは、BEATが5,000,000株の新規株式及び 10,000,000個の新株予約権を発行し、これらを私募によってNoahに対して割り当てを行い、Noahがこれを引き受けることを提案するもの。
株主提案2は、資本提携により提供される資金に加え、BEATの要請によりNoahが事業開発のため、最大100百万ドル（110億円）をプロジェクト資金として提供するというもの。
▼参考記事
NOAH（ノアコイン）下落に歯止め？FCoinとBEATの新動向！
この発表による影響かどうかは定かでないが、ついにNOAH価格が0.1円を割り込み、NOAHの公式テレグラム”Noah Project”では、ここまで下落する前に「なぜ大手に上場させないのか？」とか「なぜ買い支えしないのか？」などの不満が多く見られた。
▼Telegram/Noah Project
https://t.me/noahproject
上場間近と発表があって以降、上場の発表がないことからら「上場できないのは審査に落ちたってことだ」という勝手な妄想するものも少なくはないが、上場審査が通っても上場させるタイミングが重要で、仮想通貨市場全体が冷え切っている今現在では、上場させることが不利になる場合もあり、運営がそのタイミングを図っている可能性もあるので勝手な妄想で発言するのは危険だと言えよう。
また、NoahとBEATのことが日本経済新聞でも大きく取り上げられていて、BEATと同様に東証もNoahの介入を良いことだとは思っていないようだ。
しめくくりに「日経経済新聞はノア社のウェブサイトを通じて問い合わせをしたが、8日現時点で返答はない。」という文面があるが、株価に影響する情報を返答するのは法に反する行為で、この時点で返答がないのが当然であると思われ、メディアによる情報操作の意図も感じられないことはない。
NOAH 今後の見通し
株主提案1を取り下げたことでNoahがBEATを支配する図式はなくなった。
株主提案2は、BEATの反映を助けるもののように思えるが、BEAT運営はそれも良しとしない構えのように見える。
最終的には、BEATや東証が嫌でも株主の過半数がどのように考えるかで決まる。
提案が通れば上昇。通らなければ下落は免れない。
しかし、Noah運営がBEATだけを切り札にしているとは思えず、通らなければ即座に次の展開を切り出す可能性もあり、通ればさらなる提案を考えているだろう。
いずれにしても、市場公開してまだ5ヶ月。当初の計画からすると2ヶ月で、仮想通貨市場全体が冷え切っている今、株主提案2が通っても一時的な上昇で終わるかもしれない。
やはり確実に上昇して安定するのは、法定通貨との換金が容易にできる状態になってからで、今の状況で毎日チャートを見つめてハラハラ・ドキドキするのは時間の無駄ともいる。
すぐに大金を稼ぎたいなら、NOAHは寝かせて、別の仮想通貨に芽を向けることをおすすめします。
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